彼氏は、ちゃんと理由があって私のことを好きらしい。私は、そういうことが、今ではすごく気に入っている。


一体誰が、 愛は理屈じゃない  なんて言い出したんだろう。言葉にできないくらい複雑なものだから、理屈としてまとめられなくてそうなっただけなんじゃないか、そんな気がする。


理屈じゃないなんて台詞があまりに一般的だから、最初に彼が理由があることを教えてくれた時、私はいまいち腑に落ちなかった。もっと愛情に満ちたような反応は無いの?何だか冷たくない?と。


相変わらず、理論に固執するのねえ、なんて思った。


けれど今は、理由がちゃんと見えているという彼は、とても信頼のできる人だと思っていて。愛情が、胡散臭くない。


周りの話を聞いていると、私は懲りずに面倒な事にも向き合ってきた方なのかもな、と感じる。普通なら別れていたような場面を、何度も経験したかも。


紛れもなく私と彼2人の努力の積み重ねだが、何故その努力が続いたのか、それは、少なくとも私は「知りたい」と思っていたからだ。


なぜ彼は怒るのか?知りたい。

なぜ私は悲しいのか?知りたい。


なぜ彼は「愛に理屈はある」というのか?それはどういうことなのか?

知りたい。


こうやって知りたい知りたいと思ってきた。大変でも、面倒だと思ったことはなかった。


彼は一風変わった事を言う人に見えるけど、実はそうではなくて、ちゃんと自分で考えてる人なんだな。受け売りではなく。胡散臭くない。そういうところが凄く良い。


話は全然変わりますが、凄く根暗な事を言うと、ザ・スクールカースト上位みたいな人達、すごい胡散臭く見えたな。なんでだろ。知りたい。



えり


P.S.

情熱があることはとっても素敵なことなのに、たまにその情熱がめちゃくちゃ胡散臭くなっちゃってる人もいるよね。なんで?